ジーンズの元祖!赤耳のLevis501XXのバレンシア製ビッグEを徹底紹介!
当サイトで何度となく紹介しているリーバイス501。
今回はそんなリーバイス501のXXを紹介していきたいと思います!!
ヴィンテージと言われる定義は約30年前~100年未満のものを言うそうです。
なので90年代のジーンズはまだヴィンテージとは言えないですが、XXなのでヴィンテージレプリカになります。
それではバレンシア製の501XXの特徴などを紹介していきたいと思います!
リーバイス501XXって?
リーバイス501の基本的な事に関しては過去のこちらの記事で紹介しているので、こちらを参考にしてみてくださいね。
リーバイス501はヴィンテージ派?レギュラー派?色落ち穿き込みレポートを公開!サイズや着こなしなども紹介します!
リーバイスのヴィンテージといえば、必ず出てくる単語が「501xx(ダブルエックス)」。
「xx」とは何ぞやと言われると、う~ん、何だろうか・・・というような感じになってしまうのですが、どうやら調べた結果、高品質のデニムを表す略語なのだそうです。
そして「501」とは何でしょうか。
これは1890年にリーバイスは自社ブランドのジーンズに「501」というナンバーを振りました。
シルエットはストレート。
リーバイスブランドを代表する定番のモデルですね!
ヴィンテージリーバイスは大きく5つに分類できる
リーバイス501XXは年代別に大きく5つに分ける事が出来ます!
「501xx大戦」モデル(1942年~)
ヴィンテージリーバイスとして最初にご紹介するのは、1942年に製造された「501xx(ダブルエックス)大戦」モデル。
その名の通り、第二次世界大戦中に製造されていたモデルなので、原料や人手が不足した状態の中で生まれたデニムです。
現存する数も少なく、かなりレア度が高いモデルとして知られています。
「501xx大戦」モデルのパッチとボタンの見分け方
「501xx大戦」モデルは、パッチが革製です。
LOTナンバーには「S501xx」と表記。
さらに、ボタンは「ドーナツボタン」と呼ばれるタイプが使われています。
ボタンの中央にドーナツのような穴が開いているデザインなのですが、おしゃれのためというよりは物資不足のための苦肉の策だったといわれているもの。
ボタンの表面には月桂樹があしらわれています。
「501xx大戦」モデルのタブとステッチの見分け方
「501xx大戦」モデルに採用されているタブは、赤のベースに白の刺繍でブランド名が入ったもの。
片面のみに刺繍があり「LIEVI‘S」というロゴの全てが大文字なので通称「片面BigEタブ」と呼ばれています。
ステッチの特徴を見るのは、ベルト通し。
ミシン目が中央にあるのが「501xx大戦」モデルです。
「501xx大戦」モデルの赤耳とバックポケットの見分け方
ヴィンテージリーバイスの「501xx大戦」モデルは、赤耳があります。
バックポケットには2重の「arcuate stitch(アーキュエイトステッチ)」が入るのが普通ですが、戦時中のため簡略化されているそうです。
糸の無駄遣いをなくすという目的での簡略化だったようですが、それに反発したリーバイスでは、ステッチではなくペイントで表現したものも作られていたそうです!
「501xx革パッチ」モデル(1947年~)
続いて1947年に登場したモデルは「501xx革パッチ」と呼ばれています。
「501xx大戦」モデルと同様の革パッチですが、違いはLOTナンバーの表記。
このモデルは「501xx」となっており「S」がつきません。
ボタンは月桂樹のついたドーナツボタンからブランドネーム入りに変更。
赤耳やベルト通しのステッチは「501xx大戦モデル」と同様です。
前期と後期に分けられる「501xx革パッチ」モデル
「501xx革パッチ」モデルは、前期と後期に分けられます。
その違いはブランド名のタブ。
前期のタブは「501xx大戦」モデルと同様の「片面BigEタブ」ですが、1952年以降の後期は「両面BigEタブ」となります。
さらに、登録商標を示すレジスターマークの「R」がつきます。
「501xx革パッチ」モデルでは、バックポケットにアーキュエイトステッチが復活します。
当時使用されていたミシンの構造上、2本のラインの中央に「ダイヤモンドポイント」と呼ばれるひし形のラインが出る点が特徴。
ステッチに使われているのは、バナナイエローと評された黄色い糸です。
「501xx紙パッチギャラ有り」モデル(1954年~)
1954年になると、パッチの素材が革から紙に変更されます。
革は収縮する性質があるため、紙になったとのこと。
「ギャラ有り」というのは、パッチの下部に「Every Garment Guaranteed(すべての衣類を保証します)」というギャランティ表記があるもの、という見分け方です。
ボタンのロゴ表記での見分け方
さらに、前期モデルのボタンに比べると、「LEVIS STRAUSS&CO」の「R」の足の長さにも変化が見られます。
以前の「R」は足の長さが同じでしたが、「501xx紙パッチ」モデルになると、左側の足の方が長くなっているのです。
この変更から、「足長R」と呼ばれるようになりました。
そして「501xx紙パッチ」モデルでは、ベルト通しの縫い付け化にも違いがあります。
それまでは、センター合わせで縫い付けられていたベルト通しが、オフセットセンター、つまりセンターからずらした縫い付け方になったのです。
この変更は、ヴィンテージリーバイスの見分け方のポイントの1つでもあります。
「501xx紙パッチギャラ無し」モデル(1960年~)
1960年になると、「501xx紙パッチ」から、ギャランティー表記が消えることになりました。
代わりに「Made in U.S.A.」という表記が加えられ、このモデルは「501xx紙パッチギャラ無し」モデルと呼ばれることに。
ボタンやバックポケット、赤耳などに変更はありません。
タブの表記は変更!
「501xx紙パッチギャラ無し」モデルでは、タブの表記に変更があります。
「両面BigEタブ」であることに変わりはないのですが、「LEVI`S」の「V」の文字が左右非対称になるのです。
左のラインを太目にし、アクセントがついた印象に。
「‘(アポストロフィー)」も以前のモデルに比べると太くなっています。
「BigE」モデル(1966年~)
1966年からの501xxは、「BigE(ビッグイー)」という愛称で呼ばれています。
大きな違いの1つは、パッチのLOTナンバー。
501という数字以外にアルファベットが印字されているものが登場します。
「A」は優良、「S」は良好、「F」はB品という意味なのだそうです。
注意書きが印字された後期モデルのパッチ
1969年から製造されたものは「BigE後期」モデルとして区分けされています。
その違いもパッチに。
LOTナンバー501の上部に「CARE INSTRUCTIONS INSIDE GARMENT(「衣服の内部に取扱説明書が記載されている」という意味)」と印字されているものが、後期モデルの特徴です。
「66」モデル(1969年~)
1969年から「66」と呼ばれるモデルが登場します。
デニム愛好家やマーケットでは、1974年を境に「前期」「後期」に分けることが多いようです。
最大の違いは、タブの表記。これまでの「BigE」に代わり、「SmallE(スモールイー)」が採用されるようになりました。
ただし、過渡期においては在庫の関係で混在しているとのこと。
リーバイス501XXの90年代バレンシア製の穿き込みレポート!
それではそれではこれからリーバイス501XXの90年代バレンシア製ジーンズを紹介していきたいと思います!!
現在所有しているリーバイス501XXの90年代バレンシア製ジーンズは3本です!
それぞれちょっとずつ違うのでお楽しみに!
第1話リーバイス501XXの90年代バレンシア製紹介ノ巻
こちらが手持ちのリーバイス501XXの90年代バレンシア製の其の壱でございます!
この記事冒頭でも使用したギャランティー画像でございます!
そしてビッグEでございます。
そしてそして全体像でございます!!
色が結構残ってて、これから穿き甲斐のあるジーンズです♪
軽く色が落ちた太もも部分
ほのかに入った、まさにちょびヒゲ!
そしてコインポケットの赤耳!
そしてそしてウエストのボタン裏の「555」刻印。
これがバレンシア製を示しているんですね♪
そして97年製ですね!
このジーンズを購入する時にちょっと調べたのですが
マニアの方々には、この96~97年製のデニム生地が最高と言われているそうです!
そしてチェーンステッチに赤耳。
そこそこ裾上げはされてますけど、チェーンステッチです!
からのバックショット!
何だか妙にお尻部分が色落ちしているのがちょっと気になりますね。
何故にお尻がこんなに・・・。
自分も座り仕事だけど、こんなにはならない。
そこで推測するに、お子さんとちょっと石っぽいザラザラした滑り台を何回も滑っていて
お尻だけこんなに色落ちしたんじゃないかなぁ・・・
と前持ち主様を想像してみたりする
そしてリーバイス501XXの90年代バレンシア製ジーンズ其の弐!
こちらはそこそこ色落ちしてますが、良い感じの濃淡ですね!
リーバイス501XXの90年代バレンシア製ジーンズトリオ!!
ちなみに下の画像の真ん中がリーバイス501XXの90年代バレンシア製ジーンズ其の参でございます。
何かこう見てみると、見事に穿き込んで色落ちした過程のようになってますね♪
リーバイス501XXの90年代バレンシア製を穿いてみて思った事
実はこのバレンシア製たちは、それぞれサイズが違うんです。
其の壱が32インチ。
其の弐が36インチ。
其の参が33インチ。
これ、結構大きいですよね。
自分が穿いているレギュラーの501は、オーバーサイズで買って、32インチです。
そして現在穿き込み中のリーバイス501コーンミルズホワイトオークは33インチで、かなり大きいです。
拳が1つと半分くらい入りそうなくらい・・・。
しかしっ!!
バレンシア製の32インチも33インチも、現行リーバイスに比べてかなり小さいです!!
もちろん何回も洗われてるのは解ってます。
だから縮んでいる事も理解していますが、現行501も何回も洗って何回も乾燥機にかけているのに、それよりもサイズ感は小さいです!!
単純にウエストだけが小さいんじゃなくて、トップボタンから下の腰部分って言えば良いのかな?
その辺りも窮屈で、全然サイズ感が違います!!
36インチは大きかったので、一度洗って乾燥機にかけたら、ベルトをしないと落ちてきますけど、ウエストがよれずに穿けるレベルです。
やっぱり年代や、モデルによって同じ501でもここまでサイズ感が違うんだなぁ・・・と感心してしまいました。
現行の501は、やはり近年のスリムシルエットブーム?に寄せて細めになってきているようです。
なので昔から変わらないシルエットというわけではないけど、
「ストレート」
という基準になっているのがこのリーバイス501なのだそうですし、その存在はやはり偉大なんですね!
永遠の定番と言われるのも解る。
正直今の自分のジーンズの好みは、そこまで色落ちしていないものです。
じゃーこの色落ちを追う経年変化の記録記事を上げる意味なくない!?
なんて思われるかもしれないですが、ゆっくりのペースでも色落ち、経年変化をレビューしていきたいと思います!
To be continued・・・
リーバイス501はなんだかんだやっぱり良い
リーバイスは色々と言われがちなブランドではあるけど、やっぱり501は良いです。
ストレッチジーンズとか色落ち加工は、「う~ん」と思う事もあるけど、501はやっぱり良いです。
色々なジーンズを購入して、色々と穿いたけど、また穿きたくなるジーンズです。
リーバイス501についてはこれからも随時更新したりしていきますので、宜しくお願い致します!!
リーバイス公式ページはこちらから
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