モレスキンは何故人気が高いのか!ポケットサイズを手帳やノートとして使ってみた結果
手帳やスケジュール帳、メモ帳をどうしよう・・・と悩んで色々と検索していると、目立ってくるのが「モレスキン」です。
見た目はシンプルで、カバーをゴムで縦向きにとめているだけです。
このシンプルなノートが何故人気なのか。
モレスキンを一度使うと、モレスキン以外考えられなくなるという魅力は何のか。
モレスキンを実際に買い、使ってみた感想などを紹介したいと思います!
そもそもモレスキンって何なの?
モレスキンがどうしてこんなに人気なんだろう?と思い、色々調べてみたら、やはりその背景に魅力があるようでした!
モレスキン=伝説的ノートブック?
Moleskine®は2世紀の間、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、パブロ・ピカソ、アーネスト・ヘミングウェイ及びブルース・チャトウィンなどの芸術家や思想家に愛されてきた伝説的ノートブックの相続人であり継承者だそうです。
丸い角を持つ黒のシンプルな長方形、ノートを束ねるゴムバンド、そして内側のマチ付きポケット。
無名だけれどもそれだけで完成された品は、小さなフランスの製本業者によって一世紀以上もの間作られ、世界中の革命的芸術家や作家が訪れて購入した、パリの文房具店に納品されていたそうです。
旅のお供にぴったりな大きさの頼れる存在としてモレスキンは、有名な絵画や人気小説家が世に出る前の貴重なスケッチ、走り書き、ストーリーやアイデアを記録してきたとの事です。
ゴッホやピカソ、ヘミングウェイなどが愛用していたと言われるからこそ、伝説的ノートブックと言われているんですね。
真相は解りませんが・・・。
あと、インディージョーンズの聖杯日記が好きな人が多いようですが、この聖杯日記はモレスキンだと言われています。
モレスキンは色々な映画などにも登場し、ブランディングされていったんですね!
チャトウィンの物語
モレスキンは元々、ブルース・チャトウィン のお気に入りで、彼がこのノートブックを「モレスキン」と呼んでいたとの事です。
しかし、1980年代半ばに、モレスキンは次第に少なくなり、経営破綻と共に完全に消えてしまいました。
チャトウィンは著書「ソングライン」の中で、小さな黒いノートブックについて語っています。
1986年、フランスのトゥールにある、家族経営の小さな製造業者が倒産してしまった。
”Le vrai moleskine n’est plus,”(本物のモレスキンはもう存在しない)
これは彼がいつもノートブックを購入していた、ランシエンヌ・コメディ通りの文房具店の店主が残した言葉です。
チャトウィンは、オーストラリア旅行に備え、手に入る全てのモレスキンを購入したそうですが、それでも十分ではなかったそうです。
1997年、ミラノの小さな出版社が伝説のノートブックを甦らせ、特別な伝統を継承するために「Moleskine®(モレスキン)」名前を選びました。
Moleskine®は、チャトウィンの足跡をたどり、現代の新しい携帯技術を補完する為に欠かせない存在となるべく旅を再開。
世の中の動きを垣間みて、詳細に記録、貴重な経験を紙に刻みながら、モレスキン・ノートブックはアイデアやフィーリングを溜め込んでもらいたい・・・という願いから作られているそうです。
そんなモレスキンは手帳だけでなく、バッグやリュック、ペンなど色々な商品を発売しています。
果たしてモレスキンに、このバックボーンを価値として捉えられる程の魅力はあるのだろうか。
実際に紹介していきたいと思います!
第1話 モレスキンのポケットサイズを買ってみた
元々トラベラーズノートを使っているので、手帳やらメモ帳には困っていませんでした。
けど、手帳について色々調べていると、どうしても出てくるのがモレスキンです。
冒頭で紹介しているように、ピカソ達が使ってたとか、すごいブランディングを仕掛けてくるじゃないですか。
そしてモレスキンを使っている人のブログなどを見ると、一度使うとこれ以外考えられないとか、その魅力に憑りつかれている人が多い印象でした。
そういったブログには必ず、このデジタルな時代に何故あえてアナログな“紙とペン”を使って書くのかとか、キーボードで入力となると指がなかなか動かないけど、ペンは思考がストレートに出てきて書けるとか謳っていました。
けど、実際そういった“何故今、アナログなノートなのか”という事は横に置いておいて、モレスキンがそんなに魅力的なのか、それは何故なのかを追求していきたいと思います。
では早速、購入したモレスキンがこちらです。
モレスキン ポケットサイズ方眼 ハードカバーです。
モレスキンのサイズ展開で言えば、このポケットサイズとラージサイズと、いくつか種類があります。
そして方眼がドット方眼か、横罫か無罫かがあります。
個人的に方眼が好きなので、方眼にしました。
そしてカバーもハードカバーとソフトカバーがあります。
ポケットサイズで、電車の中で立ちながらでも何か書けるようにハードカバーを選びました。
ハードカバーは、オイルクロスで覆われた硬い表紙です。
何か最初は手触りが独特な感じがしました。
そして中身はこんな感じです。
これはモレスキンを落としてしまったりした時に、持ち主が解るように書く個人情報のようです。
とりあえずここには何も書かずに、今はシールだけ貼ってあります(笑)
何故かこの猫ちゃんステッカー、たまらなく好きなんです!
そして次のページからは方眼が始まり、192ページあります。
ちなみにページは中性紙です。
しかし、このノートで2000円するのは高いですね(笑)
今はダイソーや無印良品でも似たようなノートは出てますしね。
そういったダイソーや無印良品のモレスキンもどきにもついてるのか解りませんが、個人的にモレスキンを買ってみようと思い立った一番の魅力はここです。
一番最後にこのようなポケットが付いてるんです!
個人的に、収納できるモノに目がないんですよ・・・。
収納できたり何でも挟み込めるってところでトラベラーズノートを愛用しているくらいですからね(笑)
この収納の存在を知り、モレスキンも試しに買ってみよう!と購入に至りました。
ちなみに、最初にこのポケットに入っていたのは、こちらです。
モレスキンとは・・・っていうのが何ヵ国語かで書いてあるのと、品質管理の事が書いてありました。
しかしこれで2000円か・・・とも思ってしまいますね。
トラベラーズノートとモレスキンを並べてみるとこんな感じです。
ポケットサイズですけど、トラベラーズノートのパスポートサイズよりも若干大きいんですよねぇ・・・。
本当なら挟めたら一番良いと思ってたんですけど、色々と試した結果、挟むのは厳しいかなぁ・・・という結論に至りました。
モレスキンを実際に使ってみた
モレスキンは結構裏抜けすると言われるだけあって、確かにジェットストリームで書いていても若干裏抜けしました。
けど、個人的にモレスキンの使い方はメモ帳やら思いついた事とか、意味の無い事をつらつら書いていくノートなので、気になる程ではなかったです。
そして以外と書きやすかったです!
ミドリのMDノートほどではないですけど、結構書きやすいノートだと思いました。
書きやすさで言えば個人的にはトラベラーズノートのリフィルとか、無印良品のパスポートサイズメモ帳より書きやすかったです。
とはいえ、まだ“モレスキン以外考えられない!!”というレベルでは全然ないですww
しかしながらミーハーなわたくしですから、モレスキンのブランディング効果に見事に毒されている部分もあります。
「結構良いじゃん♪」
と思っているのも事実です(笑)
そしてトラベラーズノートでは起こらなかった感情が出てきたんです。
「何かカバーにステッカー貼りたいなぁ~」
と思ってきて、トラベラーズファクトリーで買ったまま使っていなかったPANAMなどのステッカーを貼ってしまいました(笑)
そうすると不思議と愛着が出てくるんですよね!
トラベラーズノートのブルーとブラックには、何度かステッカー貼ってみたい・・・と思ったんですけど、なんだかしっくりこなくて結局貼らなかったんです。
しかしモレスキンには躊躇なく貼れました。
これは恐らく、皮製のトラベラーズノートだと躊躇しちゃうけど、ただのカバーだからモレスキンには貼っちゃおう♪的なところだと思います。
トラベラーズノートの表紙にステッカーをベタベタ貼ってカスタマイズしてる人も良く見ますけど、どうしても自分には出来なかったんです。
しかしモレスキンでは出来た・・・。
これは自分の意識レベルの問題ではなく、潜在的な、無意識の中の意識なんだと思います。
モレスキンには隙あらばもっとベタベタ貼ってやろうと思っています(笑)
またモレスキンを使い続けて、報告したい事があった時に更新します!
To be continued・・・
モレスキンはトラベラーズノートとは違った意味でハマればハマりそうな手帳!
トラベラーズノートにハマると、色々なカラーや色々なリフィルがとめどなく欲しくなってきちゃうじゃないですか。
モレスキンもスターウォーズとかキティちゃんとか、色々な限定カバーとか出てますけど、別にそういうのは欲しいと思わないですよ。
けど、「無くなったらまた買おう」と思えてしまうんですよね。
何度も言いますけど、高いんですけどね(笑)
最初はそんなに魅力も感じなかったんですけど、ステッカーをベタベタ貼りだしてから魅力を感じるようになりました。
そしてトラベラーズノートとの違いとして
・トラベラーズノートは皮を育てるモノ
・モレスキンはノートを育てるモノ
という感じです。
正直、トラベラーズノートの魅力って、カバーである皮と、色々な物が挟み込める利便性とリフィルじゃないですか。
トラベラーズカンパニーのノートが書きやすいとか、ノートを育てようって意識にはならないですよね・・・。
切り抜きとかを貼っていって、それを見返したりするっていうのはあるのかもしれないですけど。
モレスキンタワーを作ろうとまでは正直今は思ってないですけど、皮はトラベラーズノート、ノートはモレスキン!って感じです。
けど、ミドリからモレスキンみたいなポケットサイズで、収納ポケットがついたノートが出たらそっちにしちゃうかもですが(笑)
なかなか実現しなそうですよね(笑)
なのでしばらくトラベラーズノートは小銭や常備薬を入れるのがメインで、メモ帳はモレスキンをメインに使ってみようと思います。
モレスキンは消費するノートとして使って、大切な事や、ノートが変わっても引き継ぎたい情報などはトラベラーズノートに保管していきます。
そういう使い方も良いですよね。
モレスキンやら手帳を新調する度に、必要な事をまた書き写すって面倒ですからね。
必要な事はまとめて小銭や常備薬を入れているトラベラーズノートに保管するのが便利です。
これからモレスキンとトラベラーズノートの二刀流でどうなるか・・・続報をまて!
追記 2018/07/20
モレスキンについて考えていました。
モレスキンはノートカバーではなく、ノートそのもの。
使い込んで厚みを増したりして経年変化したその姿は美しいです。
カバーもボロくなってきて、使い込む事に愛着が湧く。
しかし、愛着が湧いてきた頃にノートのページも終わります。
ノートのページが終われば、それは別れの時。
愛着が湧いてもっと使いたいのに別れないといけない物悲しさ。
まるで人生そのもののようですよね。
どんなものでも必ず別れがくる。
それを教えてくれるのがモレスキンなのかもしれません。
モレスキンは・・・清々しい【追記】 2018/08/03
日々ウォーキングをしているんです。
物凄く暑い、猛暑の日もタラタラ歩いたりしています。
そんな散歩中もズボンのポケットにはメモ帳を入れています。
トラベラーズノートのパスポートサイズや、ロディアを入れたりしていました。
けど37度などの30度後半の猛暑です。
そんな中ズボンのポケットに入れて歩いていると、汗が滲んでくるんですよね。
なので、キャメルやブラウンなどの明るい色は選べない。
そこで黒のトラベラーズノートパスポートサイズを入れたりしていました。
そしてモレスキンを入れて歩いたんです。
理由は何だかわからないけど、モレスキンは気分が良い。
モレスキンを持ってると、外で何かを書きたくなる。
道端に座って何かを書きたくなるんです。
文字でも良いし絵でも良い。
何だかそういう気分にさせてくれるんです。
理由は解らない。
こんな景色の中歩いてると、何か書きたくなってくるんです。
これはトラベラーズノートのパスポートサイズじゃ生まれなかった気持ちでした。
モレスキンだからこそ出てきた気持ちだと思うんです。
モレスキンがそういう気持ちにさせてくれるのは、ハードカバーだからかもしれません。
そしてあのペラペラっとした紙の質感。
安っぽい感じだけど、何か哀愁があるんですよね。
トラベラーズノートは正直ノートとしての魅力ではなく、あくまでカバーとしての魅力です。
ノートとしての魅力は間違いなくモレスキン。
モレスキンは魅力的。
書きやすい書きにくいとかじゃなくて、そういう理屈を超えた魅力がモレスキンにはある。
そんなモレスキンに書いてみた
もっと上手くなりたい・・・。
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